平成25年6月の河川法の一部改正により、河川管理施設の機能を維持するために管理者が必要な維持・修繕や定期点検を実施することが定められました。
堤防や護岸等の河川管理施設は、河川によってその規模や構造が異なり、流量や流速といった外的条件、河川が流下する地形条件も様々です。このため、河川管理施設の変状を適切に評価するためには、河川の知識や経験が必要となってきます。
当社では、河川に関する豊富な知識と高い技術を有する河川維持管理技術者が現場条件を細かく確認し、変状状況の整理や変状メカニズムの推定を行います。また、必要に応じて変状箇所の詳細調査やモニタリング方法の提案を行います。
点検の重要なポイントは、変状の進行状況の把握です。変状が常時の河川の作用によるものか、あるいは洪水時の作用によるものかによって、補修のタイミングは異なってきます。一方、限られた予算の中で河川管理施設の機能を維持するためには、補修のタイミングを適切に判断することが重要です。
当社では点検結果について、変状状況だけでなく、経年的な進行状況や修繕の緊急度を分かりやすくお伝えします。また、修繕や対策が必要と判断された場合は、詳細調査の方法や修繕工法についてご提案します。