橋梁は、川や鉄道・道路などを跨ぐ目的の他に、地盤が軟弱で高い盛土ができない場合や道路によって地域が分断されることを防ぎたい時に、高架橋として計画されます。
我が国では、本四架橋に代表される橋梁建設のビッグプロジェクトが終わるとともに、近年の公共投資削減によって新しい橋梁の建設は難しくなっています。その一方で、地域の生活や経済活動を支える社会資本として、橋梁の建設が充足していない地域があります。
現在の基準で設計される橋梁は、100年の耐用年数が求められます。当社は、シンプルな構造で美しく、わずかなメンテナンスで長期間安全に使用できる橋梁を計画・設計します。更に、初期コストだけでなく、メンテナンスコストを含めて考え、橋梁の一生を通して経済的となる橋梁を提案します。
なお、高度経済成長期に大量に建設された橋梁は、高齢化が進んでいます。当社では、橋梁の性能を維持するための補修設計や耐震性などを向上するための補強設計だけでなく、拡幅や連続化など、既設橋梁を長く使うための改修計画についても取り組んでいます。
萬代橋(親柱、高欄、照明など)
ござれや阿賀橋
丸山大橋
千歳大橋
PC床版のプレストレス導入による変形解析
コンクリートの調査(コア採取の例)
計画・設計 | ・鋼・コンクリート橋の計画・設計 ・橋梁下部工・基礎工の計画・設計 ・架設計画・施工計画 ・施工計画に伴う仮設備・仮設構造物の設計 ・橋梁の景観検討 ・既設橋の撤去計画・設計 |
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既設橋梁の点検・調査・ 維持管理計画 |
・近接点検 ・鋼構造物の腐食・疲労に関する調査 ・コンクリートの中性化・塩害・アルカリ骨材反応に関する調査 ・鉄筋コンクリート床版の詳細調査 ・維持管理・更新計画・長寿命化計画 |
補修・補強設計 | ・耐震補強設計 ・拡幅計画・設計 ・中性化・塩害・アルカリ骨材反応による補修設計 ・疲労損傷を受けた鉄筋コンクリート床版の補修・補強設計 ・腐食・疲労による損傷を受けた鋼構造物の補修設計 |