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技術情報

公園施設の長寿命化計画

公園施設の長寿命化計画とは

公園施設長寿命化計画は、地方公共団体における公園施設の計画的な維持管理の方針を明確化するとともに、施設ごとに管理方針や長寿命化対策の予定時期・内容などを最も低廉なコストで実施できるように計画するものです。

公園施設維持管理の現状

都市公園は全国で約10 万箇所11 万8 千ha のストックが存在(平成22 年度末)していますが、それら供用中の都市公園のうち設置から30 年以上経過したものが現時点で約3割を占め、10 年後(令和2年)には約6割に達する見込みとなっています。また、設置遊具のうち設置から20 年以上経過したものが約4割を占め、経過年数不明の古いものと合わせると遊具の約6割が相当の年数を経過している状況にあります。

このように、公園施設の老朽化が進む中で、財政上の理由などで適切な維持補修、もしくは更新が困難となり、利用禁止、施設自体の撤去といった事態につながるなど、安全で快適な利用を確保するという都市公園の本来の機能発揮に関わる根幹的な問題となっています。

支援メニュー

公園施設の長寿命化計画の検討は、以下のフローに基づき実施していきます。

フロー

当社では、検討フローの後半部分にあたる健全度調査・判定と長寿命化計画の策定をお客様のご要望に合わせて、単独あるいは一貫して実施しています。

(1)健全度調査・判定の支援内容
 ①既存資料の収集整理
 ②健全度調査票の作成(公園施設と特徴に応じて作成)
 ③予備調査の実施(現地での施設概況の把握整理)
 ④健全度調査(施設ごとに専門技術者による現地調査)
 ⑤健全度・緊急度判定
 ⑥調査結果のとりまとめ
公園施設健全度調査の様子1

(2)長寿命化計画の策定の支援内容
 ①基本方針の設定
 ②公園施設の長寿命化対策の検討
  ・予防保全型管理施設の長寿命化対策の検討
  ・長寿命化対策費用の算出
  ・年次計画の検討
 ③ライフサイクルコストの縮減額の算出(長寿命化対策の効果)
 ④公園施設長寿命化計画書の作成(様式等の作成)

管理類型の検討の流れ
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