公園施設長寿命化計画は、地方公共団体における公園施設の計画的な維持管理の方針を明確化するとともに、施設ごとに管理方針や長寿命化対策の予定時期・内容などを最も低廉なコストで実施できるように計画するものです。
都市公園は全国で約10 万箇所11 万8 千ha のストックが存在(平成22 年度末)していますが、それら供用中の都市公園のうち設置から30 年以上経過したものが現時点で約3割を占め、10 年後(令和2年)には約6割に達する見込みとなっています。また、設置遊具のうち設置から20 年以上経過したものが約4割を占め、経過年数不明の古いものと合わせると遊具の約6割が相当の年数を経過している状況にあります。
このように、公園施設の老朽化が進む中で、財政上の理由などで適切な維持補修、もしくは更新が困難となり、利用禁止、施設自体の撤去といった事態につながるなど、安全で快適な利用を確保するという都市公園の本来の機能発揮に関わる根幹的な問題となっています。
公園施設の長寿命化計画の検討は、以下のフローに基づき実施していきます。